ヨットとは

ヨットとは風とセール（帆）を利用して発生する力「揚力」によって、海面を自由自在に走ることのできる乗り物です。

私たちはこのヨットに乗りレースを行います。

ヨットにも様々な種類のものがあります。私たち学生ヨット部が一般的に乗っているのは、オリンピック競技艇にもなっている「国際SNIPE級」と「国際470級」の二人乗りのヨットです。

国際スナイプ級

1931年にアメリカで考案された歴史あるヨットです。

470級に比べ重く艤装が少ないです。また2枚のセールを用いて走ります。それゆえにスピード差が出にくく、戦略を立てることが大事になります。

船のバランスを保つためにフットベルトに足をかけ、艇の外に体をのり出す「ハイクアウト」が特徴的です。

国際470級

艇の全長が470 cmであることからその名が付けられました。

3枚のセールを用いて走るためスピードが出ます。また船の重さはスナイプ級に比べ軽くできています。

船のバランスが崩れやすく「トラッピーズ」と呼ばれるワイヤーにぶら下がり船の外に飛び出すシステムを用いてバランスを保つのが特徴です。

ヨットの醍醐味はレースにあると言えます。

一斉にスタートラインを切り、決められたマークを回り、フィニッシュした順番で勝敗を決める、これがヨットレースです。

他艇との競り合いに勝ち最高のスタートを決め、風を読みながら相手より優位に立てるコースを選び、一つ一つの動作を息を合わせてこなしていくことで勝利への道が見えてきます。